みのまわりのものたち。

何気なく使っているものの良し悪しについて。

THE@TER CHALLENGE!前哨戦と初日動向について思うこと

本記事は、アイドルマスター Advent Calendar 2018の19日目の記事になります。

昨日は、みかみんPさんの担当でした。記事はこちら。im@sparqlというデータベースがあるんですね。誰でも自由にアップデートできるとは。お話作りのランダマイザとかもあるのが興味深いので、早速使いたいと思います(*´ω`*)

 

さて、本題です。本記事は、いよいよ本日から投票が始まった”THE@TER CHALLENGE!”(以下TC)について、配役発表から投票開始までの1週間の前哨戦で起こったこと、また初日の投票動向について思ったことを書きます。せっかくなら2018年12月19日にしか書くことができない記事を書きたいですからね!

TBとの違いや、投票判断に影響を与えそうな材料について整理した後に、投票開始日までの前哨戦を振り返ります。さらに、投票開始後24時間足らずの投票動向について速報、考察します。

 

なお、以下の記述は全て「私にはこう見えました」という記事です。もし内容や事実認識に異論がありましたら、ぜひともコメントなどでご指摘ください。私も時間に限りがありTC情勢のすべてを追うことはできませんでしたから、誤った記述だと判断すれば書き換えるつもりです。

 

主人公琴葉 妖精桃子 是非に是非にお願いいたします。

TBとの違い

まず最初に、TBとTCの違いを整理します。

なお、私はTB当時はまだPではありませんでしたので、思い違いなどありましたらすみません。

AS組が参戦

最も大きな違いはこの点でしょう。

TA,TBと過去2回の投票企画では対象外だったASの13人の先輩アイドルたちが、TCでは投票対象になります。単純に39人で15枠を争っていたのが52人で15枠を争うことになり、競争が激化します。それだけでなく、TAやTBではAS担当Pが持っていた票は浮動票でしたが、今回は投票先が存在するため浮動票ではなくなります。

配役発表から投票開始まで1週間空いている

「2017年サンキューニコ生」(2017年12月15日)にて「2018年サンキューニコ生」同様に、TBの配役等の詳細が発表されました。ただ、TCとは異なり、2017年12月16日の0時0分、つまりTB企画が発表された数時間後には投票開始となりました。今回のTCでは、詳細発表から投票開始まで1週間が空くことになっています。

ミリシタ内にコンベンションセンターが実装される

TB当時にはGREE版ミリオンライブ、いわゆる「グリマス」がサービス稼働していました。そのため、投票自体はミリシタで行われたものの、グリマス内に存在するコンベンションセンター(担当Pごとのチャット)もTB配役に向けた有力な会議場所となったようです。注意点として、白石紬、桜守歌織はミリシタから実装されたキャラのため、グリマスには存在しません。従ってこの二人については当然コンベンションセンターも存在せず、意見集約が課題になりました。特に紬に関しては、序盤は3テーマ×5役=15役全てにおいて10位以内にランクインする*1など、その迷走ぶりが顕著であったことは今でも語られるほどです。

そんなグリマスも2018年3月にサービスを終了しており、ミリシタにもそういった担当アイドルが集う場はありません。そんな中、先週のニコ生で公開されたTCのイベント画面のイメージに、ひっそりと「コンベンションセンター」のバナーが表示されていました。(画像左下)

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ひっそりとコンベンションセンターのバナーが左下に存在する

したがって、今回のTCでは、ミリシタ内にコンベンションセンターが設けられることが確実視されています。個人的には、紬や歌織も含めて全く同条件になるのは大変良いことだと思います。但しコンベンションセンターの操作法や見た目などは全くわかりません。ラウンジチャットと同じレベルの使い勝手ならむしろ無いほうが良いと思う人もいるかもしれない。

そもそも名称が違う

当然ですが、前回はTHE@TER "BOOST"で、今回はTHE@TER "CHALLENGE"です。たかが企画名、それはそのとおりですが、名は体を表すという言葉もあります。投票動向に影響を与える可能性は大いにあります。

担当Discordが増えている

先述のようにグリマスに存在したコンベンションセンターに相当する機能がミリシタにはありません。その影響もあってか、TB当時に比べて担当Pが集うDiscordが大きく増加しています。

 

投票・意思決定に影響を与えうる材料

上記のTBとの違い、は十分投票や意思決定に影響を与えますが、他にも以下のような要素が、特に積極的に投票活動を展開していきたいPには影響しそうです。

  • コンベンションセンターがいつから開放されるのかわからない
  • 「再投票する」というバナーが存在するが、これがどういう意味なのかわからない*2
  • 投票期間中に、12月後半ツアーと1月前半シアターがあり、さらにメインコミュの追加もある

 

前哨戦を振り返って

そもそもTBでは存在しなかった「前哨戦」が、この1週間Pの間に大きなムーブメントを巻き起こしました。投票期間も始まったばかりですし、個別陣営の動きについては別途まとめる方がいるでしょうから、前哨戦中の活動の全体的な傾向について触れていきたいと思います。

なお、こうした前哨戦の動きは主に担当別Discordを中心として行われていたこともあり、以下では担当別Discordへの言及が多くなります。

 

パワーワードが飛び交う

 放送から配役を見たPたちが動き始めました。特に印象的なのは、ハッシュタグを中心とするパワーワードが乱発されたこと。発表直後から特に、役名をうまく混ぜ込んだ「#高山バスターブレイド紗代子先輩」や「#明日も絶対にファイナルデイ」などは大きく拡散され、結局そのまま定着した感があります。それ以降も、AS組では春香の「#後ろの民までちゃんと治めるからね」や千早の「#ダスくっ千早」など、意味明瞭で簡潔ながらアイドルの特徴を取り込んだタグが浸透している印象です。

こうしたパワーワードが飛び交う背景には、前回TBで「初動が重要である」「担当Pがある程度まとまる必要がある」といった経験則が共有されたことを背景に、なんとか最初に印象付けようという意識が高まったことがあります。反面、インパクトに集中しすぎて役との関連を意識付けられないタグも散見されました。

またこうした戦略は、長い歴史でエピソードを豊富に有するAS組や、ミリシタのみをプレイする層にもソロ曲の歌詞が浸透しているメインコミュ実装組に比べると、メインコミュ非実装組は不利になりがちでした。気が早い話ですが、来年”TD”が開催される頃にはミリオンスターズ全員のコミュが実装されているでしょうから、そうした面の有利不利は解消されていくのかもしれません。

スタダへの葛藤

そうした最序盤におけるパワーワードなどを用いた空中戦は、どちらかといえばとにかくタグをはやらせ意識付け、面白がってもらうことを通じて認知してもらう役割を果たしました。

その一方で、着実に担当へ役を与えんがために動き出すPもいました。中にはDiscordへ集う人もあり、中にはTwitterで個人的に宣伝を繰り返す人もいたでしょう。ただその中でも意思統一を積極的に図ったのが、各担当Discordでした。

Discordはチャットツールとしてはかなり優秀で、Twitterに比べると圧倒的に話が進みやすい場所です*3。そうした場所に集うPは、「初動の重要性」「担当Pの意思をまとめることの重要性」を重視し、意思を統一することに積極的であった印象を受けました。実際多くの鯖で議論が行われていましたが、どの鯖も葛藤していたのが「Discordで決まったことをどのように告知するか」でした。

そもそもDiscord内にいるPの方針を統一すること自体、Discordに参加する論を異するPから反発を受ける恐れもあります。それでもDiscord内の方針を固めるのは、何よりも「担当Pの意思を少しでも揃え」「初動での票の分散を防ぐ」ために他なりません(反発を恐れDiscordでも敢えて方針を立てない鯖もあるようです)。したがって、Discord内のPの大意を告知・拡散することでDiscord外のPにその役に投票するPが多数いることを示したい一方で、考えの押しつけとして反発される危険を恐れるという葛藤が生じました。実際今回のTCでは、早い段階から各方面で「Discordは考えを押し付けてくる場である」といった批判的な論調もそれなりに見受けられ、各陣営ともメリットとデメリットを勘案し知恵を絞っていました。

観測範囲内では、「エミリーの茶室」は非常に丁寧にDiscord内の議論をTwitterにまとめておられ、Discordへの批判を最小限に抑えていたように思います。(以下はツイートの引用)

今回、Discordなどで早々に立場を固めたアイドルとそうでないアイドルで、どのような差がでるのかは一つ注目すべきポイントでしょう。

公式コンベへの困惑

今回、公式でコンベンションセンターが用意されることが確実視されたことも、各担当Pが積極的に動き兼ねる一因になりました。結局のところ、DiscordはもちろんのことTwitterで積極的にTCについて発言するPすら、全体の人数からすればごく少数です。従ってどのような役が主流になろうとも、投票が始まり、またゲーム内のコンベンションセンターが使えるようにならないと全体の潮流というのは見えません。ここが「担当Pの意見をまとめることが重要」という経験則と反する点で、結局コンベが開放された時点で改めて担当Pの総意を確認したいと考える方向性で合意する鯖もありました。

Challengingな配役への葛藤 

この前哨戦で散見されたのが「THE@TER CHALLENGE」だからこそ、担当へ与える役は挑戦的なものがいいという意見でした。アイドルのイメージにそぐう役よりも、むしろイメージを打ち破るようなそんな役のほうが、企画名にも合うものだ、と。個人的にはこの意見には非常に好意的で、告知直後は意外性のある役について真剣に検討していました。

ただ、実際に告知から数日たった現状、意外性のある役が大勢を占める陣営は非常に少ないように思います。これについては私は、以下のような点が大きな要因になったと考えています。

  • AS組の参戦により序盤の浮動票がほぼ0
    →担当Pの票が意外性のある役と定番の役で割れた場合、それ以上の票が見込めず最序盤で脱落してしまう危険がある。
  • 公式コンベが投票開始まで開放されそうにない
    →初動が大事なのに、担当P皆の考えを聞けるのは投票が始まってから。それであれば、普段のアイドルから連想しやすい役を推すことがリスク回避にもなる。
  • 担当Discordへの逆風がある
    →逆風を恐れ、担当Discordから方針を打ち出していくことにどの陣営も割と消極的。結局意外性のある役についてのダイマが展開されにくく、多くのPが連想しやすい役へのツイートが多くなり、方針がそちらに流れてしまう。

こうした環境の中で、一定数いるであろう「まずは確実に担当に役を持ってきてあげたい」という層が意外性のある役へ踏み出しきれず、また意外性のある役を推す側もそうしたリスクを踏まえた上での効果的な説得をできず、アイドルのイメージに良くマッチしたはまり役を推す声が大勢になったのは自然な流れでした。

無論、せっかくの投票企画、意外な役を見てみたいという気持ちを持たないPは、ほぼいなかったはずです。投票期間がはじまったばかりなので具体的な陣営を出すのは控えますが、当初は役Aが普段のイメージにぴったりだとして役Aを有力していた陣営が、途中から意外性のある役Bを推すPが、単にその役を演じることの魅力にとどまらず具体的な勝ち筋や戦略まで含めた効果的なプレゼンを展開した結果、多くのPが賛同し役Bを有力候補とするに至った事例もありました。これは役Bを推すPが、今回のTCの環境をよく考察した上でPたちの心に響く発言がなされた結果でしょうし、潜在的に意外性のある役で勝てるならそれが嬉しいと思うPがいることの現れでもあるでしょう。

とはいえ、やはり担当Pだけではどうしようもない外部環境の影響は大きく、特に公式コンベの開放時期、仕様が未知数であることは、多くの「まずは確実に担当に役を持ってきてあげたい」層の動きを硬直化させました。

もし公式コンベが投票に先立って開放されるなら、もっと言えば開放される期日が事前に予告されていたならば、さらに求めるなら配役発表直後から開放されていれば、勇気を持って意外性のある役へ踏み出すことを表明する陣営ももっと増えたのではないでしょうか。もしミリシタ運営が"THE@TER CHALLENGE!"という企画名を「挑戦的な配役をしてほしい」という願いをこめて命名したのなら、こうしたPの動きについての読みが甘かったのではないかと残念でなりません。

投票開始直後の投票動向

TCからの新情報の整理

TC開始後、現在に至るまでにいくつか新しい情報がありました。

投票券配布枚数の確定

18時の更新にて、今回のTCにて投票券が配布される機会をまとめたお知らせがアップデートされました。以下のとおりです。

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投票券配布について1/2

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投票券配布について2/2

ログボ25枚+デイリー25枚+おはガチャ25+α枚(ガチャ更新の日は2回引けるため)+1回限定10連300枚*4+ツアーイベ100+30枚+WORKINGイベ25枚+シアターイベ130枚=660枚+αとなります。ガチャ更新が4回あると、おはガチャの重複合わせて765枚になるので、このあたりも可能性がありそうでしょうか。

いずれにせよ、大きな変化は10連ガチャに投票券が100枚付属することです。有償ガチャ10連については15時アップデートで先行実装されたため、投票動向に大きな影響がありました。

コンベ仕様の確定

TC開始と同時にコンベンションセンターが予想通りオープンとなりました。ラウンジチャットとは異なり140字までの制限。ただ、ファン数やゲーム内のプロデューサーIDは表示されず、判断基準は名前のみ。序盤からコンベンションセンターはかなり荒れているところもあるようです。(期間中なので具体的なアイドル名は控えます)

非常に荒らし耐性が低い状態ですのでミリシタ運営の対応が待たれそうです。

投票動向の整理

 「#茜ちゃん絶対に島流しにするからね」

 今回のTCで一番爆発力のあるミームが、初っ端に登場したのかもしれません。野々原茜陣営は、初手から意表を衝く主人公投票で、田中琴葉を抑えトップに。その際に使用されたタグが「#茜ちゃん絶対に島流しにするからね」でした。これがいつも麗花さんにプリン食べられたりと不憫な茜ちゃんを連想させるのにぴったりだったからか、一躍トレンドに躍り出ました。

投票も多くのPの心を掴み、21:30現在主人公トップ。得票数ベースでも、ダスクを狙う如月千早陣営に次いで2番めに20000票を達成。ダスクは2位の真壁瑞希も間もなく20000票に達しようとする状況で接戦であることを鑑みると、驚異的な集票となりました。

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21:20頃 主人公陣営を突っ走る野々原茜
少女、アマリリス 3つ巴、4つ巴に

初日は方針を決めきれた陣営の手が早く、1位が独走もしくは上位2役が競る展開が多かった中、少女、アマリリスの票差が詰まりました。いずれも事前に役を狙わんとする動きを見せる陣営が多かった役でした。

特に少女は日中から各陣営とも投票に熱心で、現在も2000票以内に木下ひなた、箱崎星梨花萩原雪歩の3人が集中する状況となりました。先述の通り、有償ガチャで一人100枚の票を持つため、差はほとんどないともいえます。

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21:25頃 少女の投票状況

一方アマリリス。こちらも事前に、非常に多くの陣営が狙う動きを見せていました。結局蓋を開けてみると、エミリースチュアート、松田亜利沙、七尾百合子、望月杏奈の4人が競る展開となりました。ただ、その中で一歩前に出たのがエミリースチュアート。序盤からほぼ票がばらけず投下された結果、現在2位にほぼ倍の票差をつけています。

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21:25頃 アマリリスの投票状況
一斉投票で混戦に

こうした事前の準備が如実に現れた例もあれば、逆に独走に見えた陣営が有償100票の影響もあってか一斉投票で一気に差を詰められる例もありました。例を挙げると、開始後も投票先を絞れなかった高槻やよい陣営。今日になってメイドへの投票に一本化し20:41(やよい)の一斉投票を仕掛けると、独走に見えた北沢志保を一気に抜き去り首位へ。8000票差も一人100票で80人が投票すればひっくり返ると考えると、納得の感があります。票差があっても一切の油断ができないということが改めて示されました。

終わりに

この記事を書いている間だけは担当のことを一切忘れて、TC情勢を客観的に眺められました。一歩引いてみると非常に面白い動きも多く、引き続き観察していきたいなと思います。

なんだかとっても濃密な一日だった気がしますが、THE@TER CHALLENGEはまだ24日残っています。皆様、どうか悔いのないプロデュース活動を。

 

明日のアドベントカレンダーは、@tiny_berry_さんです。一体何文字の記事が飛んでくるのか楽しみですね!それではっ

 注釈

*1:参考:

*2:文字通り、一度投票した票を回収して他のアイドル、他の役に再投票できるという意味なのか、単に直前に投票したアイドル・役にもう一度投票するためのショートカットという意味なのかで解釈が割れている

*3:閉鎖的だという意見もありますが、ユーザー名とメールアドレス、パスワードを入力するだけでアカウント登録ができてリンクを踏むだけで入室できる仕組みは、実際にはかなりオープンです

*4:ガチャ更新が期間中に3回あると仮定